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ピロロロロ ピロロロロ 唯「今日も鳴り響く電話機の音」 唯「恐らくはさわちゃん。必死だね。テストも近いしね」 憂「それ以前に欠席しすぎだもん」 唯「うん、半分は休んでるよね」 唯「このままじゃ留年はまぬがれえないよ」 唯「どうすんの」 憂「どうするって言われても……我慢するしか」 唯「朝チューを?」 憂「あと、いってきまチューも」 唯「……つまり、こういうことかね憂さん」 唯「私は朝……どころか学校が終わるまで」 唯「憂とチューができないと……そういうわけですか」 憂「まあそういうことになるかな……」 唯「なるほどなるほど。それなら確かに遅刻せずに学校に行けるかもしれない」 唯「しかーし! はっきり言うけどね」 憂「うん」 唯「無理」 憂「だろうと思った」 唯「だってさ! 憂とチューしないと私の一日は始まらないんだよ!」 唯「そんな状態で学校行くぐらいなら、憂と一日中チューしてたほうがよほど勉強になるね!」 憂「意味が分かんないよ」 憂「それに今問題にしてるのは、留年どうこうの話でしょ?」 憂「とにかく学校にいけばいいんだから、頑張ろうよ」 唯「うぅーむ……」 唯「まぁ、まぁね」 唯「じゃあ私は我慢して学校に行くとしよう」 唯「でも憂は大丈夫!? 私は憂が心配! お姉ちゃんにチューしてもらえなくて平気!?」 憂「へいきだよ」 唯「いいんだよ意地張らないで、お姉ちゃんのためを思ってそう言ってくれるのは嬉しいけどね」 唯「私は憂が幸せなのが一番だからさ、憂がそうやって自分を押さえつけるところは見たくないの」 憂「いや、だから、私お姉ちゃんみたいなキス中毒じゃないし」 唯「憂なんてきらい」 憂「私はお姉ちゃんが大好きだよ」 唯「私も憂が大好き!」 憂「えへへ……」 唯「むふふー」 チュッチュッ ―――― 唯「……まぁ正直に言おう」 唯「憂とチューしないで学校行くなんて絶対に無理。我慢とかも無理、ありえない」 憂「そっか……」 唯「憂だってねぇ、我慢っていうくらいだし、キスしないなんて嫌でしょ?」 憂「でも学校……」 唯「嫌でしょ?」 憂「……そりゃあ、やだけど」 唯「うんうん、だよね」ナデナデ 唯「だから、キスしつつもきちんと学校に行く方法を考えよう?」 憂「ん……うん」 憂「でも、どうやって?」 唯「ふふ……私にいい考えがある」 憂「どんな?」 唯「基本的にはね」 唯「憂のチューが上手すぎるから、私ももっとチューをしたくなっちゃうんだよ」 唯「アイスのおかわりが欲しいのと同じでさ」 憂「お姉ちゃんだってチュー上手だよ」 唯「いいんだよ、憂……わかってるから」 唯「私にはキスだけで憂をイかせることなんてできないんだ……」 憂「そ、そのぶんお姉ちゃんの指テクはすごいから!」 唯「ふ……」 唯「とにかくね、憂がもっと下手なチューをしたらいいんだよ」 憂「私、いってきまチューはごく普通にやってるつもりなんだけど……」 唯「それでも気持ちいいの! もっと下手にやって!」 憂「う、うん、わかった」 唯「それじゃ、早速練習しよっか」 憂「えっ、練習? 下手なチューの?」 唯「そうだよ。もう1日だって休めないだろうし」 唯「これで明日憂がやったチューが良かったりしたら、私たち留年するかもしれないよ」 唯「万全を期さなきゃ、憂!」ガシッ 憂「じゃあ、するけど……お姉ちゃん、暴走しないでね?」 唯「どうかなー。憂があんまり可愛かったら犯しちゃうかも」 憂「……気をつけるね」 唯「憂、ちゅー……」ンー 憂「お姉ちゃんのほうが可愛いじゃん」 唯「はやくー」 憂「ん……」 チュッ 唯「んむっ」ピクッ 憂「……お姉ちゃん、どうかな?」 唯「!」キュン ガバッ 唯「ういっ」ギュッ 憂「わっ……だ、だめだった?」 唯「だめっていうか……」 唯「……良すぎちゃった」チュッ 憂「ふぁ……」 チュッチュッ スリスリ… 唯「ういっ、ういっ……」 憂「んうっ……れんしゅぅ、なのにぃっ」 ―――― 唯「ふぅ」ツヤツヤ 憂「はぁ、はぁ……」ホカホカ 唯「いやぁ、さすがにさわちゃんの電話攻撃もこの時間とあっちゃあ収まったようだね」ハハハ 憂「笑い事じゃないよ、お姉ちゃん……」 唯「まあまあ、気持ちよかったでしょ?」 憂「それはだって、お姉ちゃんだし……」 憂「……じゃなくて。これじゃダメでしょ!?」 唯「うぅ……だってぇ」 憂「……お姉ちゃんはちょっと我慢できるようにならないといけないね」 唯「憂よ、きみはジュッシーなステーキ肉が口の中に入っても噛まずにいられるのかい?」 憂「状況的に、お姉ちゃんはまだ生きてる牛を見ただけだと思う」 唯「私にとって憂とは、見ただけでおいしく料理して口にしたくなるほど愛しい存在なんだよ」 憂「それを我慢できるようになりなさいって言ってるの」 唯「ウフフ、もうつれないなぁ」 憂「……お姉ちゃんは、私のチューが上手すぎるって私のせいにしたけどさ」 憂「やっぱりお姉ちゃんの我慢がなさすぎるのが原因だと思う」 唯「そんなこと言ったって……」 憂「無理?」 唯「うん、絶対無理!」 憂「誇らしげに言わないの」ペチン 唯「あんっ」 憂「お姉ちゃん、練習よりも訓練しようよ」 唯「訓練?」 憂「そう、わかるでしょ?」 ファサッ 唯「おっ、憂がリボンをほどき後ろ髪を解き放った!」 憂「ちょっとじっとしててね」 唯「そして私の後ろに回り込むと?」 憂「よいしょっ」ギュッ 唯「リボンで私の手首を縛ったのだった!」 唯「う、うい……まさか訓練って……」 憂「うん、お姉ちゃんが思ってる通りだよ♪」 憂「両手縛った状態でたっくさんチューして、手出さずに我慢できるようになる訓練!」 唯「いいの、憂? そんなことして」 憂「なにが?」 唯「そんなことされたらお姉ちゃん死んじゃうよ? 幸せすぎて」 憂「大丈夫……そしたら私も、お姉ちゃんが可愛すぎて死んじゃうから」 唯「えへへ……」ドキドキ 唯「憂、ちゅー……」 憂「ん。下手なチューの練習も兼ねてるから、あんまり期待しないでね?」 唯「いいから、早く……」 憂「……かわいいっ」ギュッ ムニュ 唯「んぅっ」 憂「はぁ、んふっ……」チュゥチュッ 唯「う、ういっ!!」ジタッ 憂「あ、ごめん……焦りすぎちゃった」 唯「はぁ、はぁっ……憂ぃ」トロン 憂「お姉ちゃんはちゃんと我慢してね?」ニコニコ 唯「ん、んっ……」 憂「お姉ちゃん……」 チュッ 唯「ふぁう」 チュッチュッ チュー… 唯「んんぅっ……んぅいっ!」ビクビクッ 憂「がまんがまん」ナデナデ 憂「お口開けて? お姉ちゃん」 唯「ぁ……ぁー」フルフル 憂「おねえちゃん……ん」ピチャ ピチャピチャ… チュ 唯「んあっ……はあっ!」 憂「お姉ちゃん、おねえちゃぁ……」ヂュ、チュゥ 唯「んや、らぁっ!」ゾクンッ 憂「おねえちゃん……おねえちゃんっ」 唯「んー! んんーっ!!」ビクビクビクッ スルッ 唯「はあ、はあ、はぷぁ……」 憂「……えへへ。かわいいかわいい」ナデナデ 唯「んう……」ギュッ 憂「ちょっとベロちゅーしただけですぐイっちゃって……」 憂「ほんとにお姉ちゃんはキス中毒だよね」ナデナデ 唯「憂のチューが上手いんだもん……」 憂「照れるよもう、お姉ちゃん……」チュッ 唯「んっ……」ギュッ 憂「……ん、あれ?」 唯「どした?」 憂「いや、その……なんでお姉ちゃんは私を抱きしめられるのかなって」 唯「あ、ほんとだ」ギュッギュッ 憂「ほ、ほどけちゃったのかな?」 唯「そうみたいだねぇ?」ニヤニヤ 憂「……あの、お姉ちゃん、もう、夜も遅いし……」 唯「うふふ……私を姉と知っての言葉かね、憂!」 唯「姉と言う生き物は、一度抱きしめた妹は離さないのだよ!」 憂「テンション高いよぉ」 唯「さっ」グルン トサッ 唯「おっぱいがいいかな? それともあそこからがいいかな?」フゥッ 憂「……っ」ゾクッ ―――― よくあさ 唯「すくー……」 憂「お姉ちゃん、起きて! 起きて!」 唯「んぁ?」 憂「もう10時だよ! おもいっきり遅刻!」 唯「10時……まだ朝チューには間に合うね……」ンー 憂「そういう問題じゃ……んっ」 チュッ ピチャ 唯「ういー」 憂「ぅあっ……」 唯「んー、かわいかわい……」チュパチュパ 憂「おねぇ……んはっ」 唯「うーいっ」スッ クニュ 唯「ぬれてる……」 憂「だぁ、って」ビクッ 唯「おいで。なめたげるから」 憂「……うん」 シュル 憂「……んっ」 憂「はぁっ……あっ」 憂「んくっ……うううううっ!!」 2
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上海アリス幻樂団制作の東方Projectの登場人物の霧雨魔理紗と博麗霊夢のアスキーアート(AA)。 一般的なAAは以下のようなものになっている。 _,,....,,_ _人人人人人人人人人人人人人人人_ t- " ` < ゆっくりしていってね!!! < ヽ  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ __ _____ ______ | ノ ヽ、ヽr-r "´ (.__ ,´ _,, -´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、 _,.!イ_ _,.ヘーァ 二ハ二ヽ、へ,_7 r ´ ヽ、ン、 t rー 7コ-‐ "´ ; , `ヽ/`7 , ==─- -─== , i r- ァ "´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i | !イ´ , | /__,.!/ V 、!__ハ , ,ゝ レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .|| `! !/レi (ヒ_] ヒ_ン レ i ノ !Y!"" ,___, "" 「 !ノ i | , ノ ! " ,___, " i .レ L. ,. ヽ _ン L」 ノ| .| ( ,ハ ヽ _ン 人! | ||ヽ、 ,イ| ||イ| / ,.ヘ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ レ ル` ー--─ ´ルレ レ´ 極師団においては、キャンプなどでたまに「ゆっくりしていってね」と言う。 もしくはノックアウトを食らってゆっくりしねってされた時。
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澪「りつ」 律「ん?」 律「どした?みお~」 澪「今日さ」 律「うん」 澪「・・・・・てっ、・・・ぶくろ」 律「手袋?」 澪「う、うん。その、・・・・手袋わすれたんだ・・・」 律「・・・・あー、ほんとだ。手袋してないな、みお」 律「いつもしてるのに」 澪「・・・・うん」 律「・・・・で?」 澪「え・・・っと・・・・」 律「ん?なんだよ。あぁ、私の手袋かしてってこと?」 澪「!!・・・・あ、そ、その・・・・ちがくて・・・」 律「えっ・・・・じゃあなんだよ」 澪「わっ、・・・・笑わないで聞いてくれるか?」 律「?」 澪「手・・・・つながない?」 律「・・・・はい?」 澪「てか・・・・手、つないで?」 律「・・・・なんで?」 澪「手袋・・・・忘れたから・・・・・」 律「・・・・わざと?」 澪「っ!?わ、わざとじゃないっ!!」 律「ふーん」 澪「・・・・・」 律「・・・・・いいよ」 澪「ほっ、ほんとか!?」 律「なにはしゃいじゃってんの」ケラケラ 澪「べっ、別にはしゃいでなんか・・・・!!!」 律「ほら」スッ 澪「・・・・・!!」 律「ん?どったの?つなぐんじゃないの?」 澪「・・・・・つなぐ」 律「ん」 律「わっ!!みお、手つめたっ!!!」 澪「手袋・・・わすれたから・・・・」 律「ったく・・・・わすれんなよ・・・・」 澪「めんぼくない」 律「・・・・・」テクテク 澪「・・・・・」テクテク 律「なぁ」 澪「ん?」 律「これいつまで手つないでればいいの?」 律「そろそろ学校の人がたくさん通る道なんだけど・・・」 澪「・・・・あとちょっとだけ」 律「・・・・わかった」 澪「あのさ・・・・」 律「ん?」 澪「4月から・・・・梓・・・・大丈夫かな?」 律「さぁ・・・」 澪「さぁって・・・・おまえ・・・・」 律「先のことなんて心配したって仕方ないよ・・・・」 澪「でも・・・・」 律「なるようにしかならないさ」 律「それに」 澪「それに?」 律「私たちが1年のときとはまったく今は違うだろ?」 澪「・・・・ちがうって?」 律「あのときは、ほんとうになにもなかった。ほんとうに1からのスタートだった」 律「部員を集めて、顧問を確保して。唯のためにギターを買って」 澪「・・・・」 律「全部、私ら4人で手探りしてきたな」ニッシッシ 澪「・・・うん」 律「でもあの頃はあの頃で、本当に楽しかったよ」 律「梓はもちろん、1人になっちゃうけど、でも、私らほどなにもないわけじゃない」 澪「・・・・」 律「あいつには技術があるし、さわちゃんもいるし。トンちゃんだっている」 律「そしてなにより、私たちとの思い出と、心から信頼できる友達がいる」 澪「ともだち・・・・」 律「私と澪みたいにさ」 澪「私と・・・・律みたいに・・・・」 律「そっ!!」 律「だから、大丈夫」 澪「大丈夫・・・・」 澪「大丈夫?」 律「大丈夫」 澪「そっか・・・・」 律「澪は優しいな」 澪「んなっ!?い、いきなりなにいうんだよ」 律「別に。思ったことを言ったまでです」 澪「なんだよ・・・・それ・・・・」 律「まぁまぁ。さて、そろそろ手はなしていいか?」 澪「あ・・・・。・・・・うん」 パッ 律「ちょっとはあったまった?」 澪「え?」 律「左手」 澪「あぁ・・・・うん。あったまったよ」 澪「ありがとう」 律「じゃあ、さめないうちに鞄につっこんである手袋をしなさい」 澪「」 澪「・・・・・なんでしってるの?」 律「ん?なにを?」 澪「・・・・手袋・・・・忘れてないって・・・・・」 律「・・・・だって」 澪「・・・・・」 律「かばんから見えてるもん」 澪「」 澪「・・・・」 律「ほら、なにぼーっとしてんだ。とりあえず手袋しろよ」 澪「あっ、う、うん・・・・」ガサガサ 澪「・・・・手袋した」 律「うん。しってる」 澪「いつから見えてた?」 律「最初から・・・・」 澪「・・・・そっか」 澪「・・・・梓に、ごめんって言っといて・・・・」 律「別に・・・・言わないでいいだろ、こんなこと・・・・」 律「言う必要がない」 澪「・・・・怒ってる?」 律「え?なんで?」 澪「いや・・・ちょっと・・・怒ってるのかなって・・・・思った」 律「・・・・・」 律「はぁ・・・・」 律「怒ってないから・・・もうよけいなこと気にすんなよ」ニコっ 澪「うん・・・ごめん・・・・」 律「謝るのもなし!」 澪「・・・・ごめんね?」 律「だから、あやまんなって!!」 澪「・・・・うん」 律「・・・・・」 律「なぁ、澪」 澪「なに?」 律「いつだったかな・・・中学生のときかな・・・・」 澪「なにがだ?」 律「四葉のクローバーの話、してくれたよな?」 澪「四葉の・・・・?」 律「ほら、『四葉のクローバーを探すとき、三つ葉のクローバーを踏んではならない 幸せはそのようにして探すものではない』ってやつ」 律「あれ、私に教えてくれたのって・・・・澪だよな?」 澪「あぁ・・・・。それか。うん。私が律に教えたけど・・・・」 澪「それがどうかした・・・?」 律「・・・・いや、なんでもない」 澪「そっか・・・」 律「うん・・・・」 澪「・・・・四葉のクローバーとか、最近探してないなぁ・・・・」 律「そうか」 澪「うん・・・・律は、探した?」 律「・・・・うん、探した」 澪「こんな寒い季節に?」 律「いや、探したのは半年くらい前」 澪「そっか・・・」 澪「・・・・見つかった?」 律「なにが?」 澪「四葉のクローバー」 律「・・・・・」 律「・・・・・・うん」 律「・・・・・・みつけた」 律「・・・・・そのときさ」 澪「うん」 律「四葉がすんごく欲しくてたまらなくてさ・・・・」 澪「どして?」 律「・・・・よくわかんない」 律「そういうときってない?」 澪「そういうときって?」 律「なんか、無性に『それがほしい!!』ってとき」 澪「・・・・・・」 澪「・・・・・ある」 律「ん」 律「そんな気分だったんだ。だから一生懸命探した」 澪「そっか」 澪「・・・・」 澪「・・・・律は」 律「ん?」 澪「その四葉のクローバー見つけて、幸せになれた?」 律「・・・・・」 律「・・・・なっ」 律「なれたよ」 律「・・・・うん、幸せになれた」 律「今、すっごい幸せ」 澪「そっか・・・・」 澪「それは・・・・、よかったな」 律「うん・・・・」 澪「ほんとによかった」ニッコリ 律「・・・・・」 律「・・・・・でも」 澪「ん?」 律「・・・・・でも、な」 律「四葉を摘むために・・・・たくさん踏んづけちゃたんだ・・・三つ葉」 澪「・・・・そっか」 律「・・・・」 澪「・・・・・律はそのことをずっと気にしてるの?」 律「・・・・」 澪「・・・・」 律「・・・・多分、そうなんだと思う」 澪「そっかぁ・・・・」 律「・・・・」 澪「りつ」 律「・・・・ん?」 澪「きっと、三つ葉は大丈夫だからさ、気にすることないよ」 律「えっ・・・・」 澪「三つ葉は摘まなかったんでしょ?」 律「・・・・うん。摘まなかった」 澪「なら、三つ葉はまたそこに生えるよ」 澪「あんなに細くてもさ、三つ葉って強いんだ」 澪「どんなにどんなに踏み潰されても、毎年必ず生えるんだよ。同じところに」 律「・・・・」 澪「だから、大丈夫」 律「そっか・・・同じところに生えるのか」 澪「うん、そうだぞ」 律「そいつは・・・・すごいな・・・・」 澪「・・・・」 澪「りつ」 律「ん?なんだ?」 澪「いや・・・・なんでもない」 律「そっか」 律「・・・・そういえば、中学生のときにさっきの言葉、教えてくれてありがとうな」 澪「うん。いいよ」 律「ん。もう学校つくな~~。今日は英語があるから嫌だわ」ハハハ 澪「・・・・」 澪「・・・・あの」 律「・・・ん?」 澪「・・・・・こんど、また、手、つないでもいい?」 律「・・・・・」 律「・・・・・」 律「・・・・・こっそりで、いいなら・・・・・」 澪「・・・・・うん。それでいい。というか・・・・」 澪「そうじゃないと・・・・・ダメだもんね」 律「・・・・・」 澪「いこ。ほら、きっと教室でムギと唯が待ってる」 律「ん・・・・」 澪「りつ」 律「ん?」 澪「・・・・ごめんね?」 律「・・・・・」 澪「でも、ありがと」 律「・・・・うん」 律「みお」 澪「なんだ?りつ」 律「三つ葉は摘まないよ」 律「絶対」 澪「・・・・そっか」 澪「ありがと・・・・りつ」 律「・・・・うん」 おわり 2 ※律梓
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554 :1/2:2010/01/02(土) 09 45 44 ID fdrIIMYw (自炊)ツンデレに明けましておめでとうって言ったら 『さむっ…… 洗い物してたらすっかり体が冷えてしまいました。早くこたつに入らないと』 「あ、姉さん。明けましておめでとう」 『え?』 「いや、もう12時過ぎたからさ」 『あ、そうですね。明けましておめでとう、タカシ。と言っても余りおめでたくありませんけど』 「は? おめでたくないって何で?」 『だって、タカシの顔を見ながら年越しなんて、おめでたいわけないじゃないですか』 「新年早々から毒舌かよ。てか、毎年の事じゃん。何を今更」 『ええ。ですから私は、おめでたいお正月なんて一度も迎えた事はありません』 「はっきりと言い切ったね。この姉は」 『だってどうして、この顔見て、おめでたいお正月だなんて言えると思います? 有り 得ないでしょう?』 「わかったよ。なら、俺は姉さんが不幸にならないように、部屋でゲームでもしてるよ。 大晦日なんだし、今日くらいは夜遅くまで遊んでてもいいだろ?」 『ダメです』 「そんなケチ臭い事言うなよ。いいじゃん。年末年始くらいさ」 『ダメです。ゲームがダメとは言いませんけど、こたつから出ちゃダメです』 「何言ってんだよってつめたっ!! 何だこれ? 姉さんの足か?」 『食器洗いしてたら、冷え切ってしまいましたから。タカシには湯たんぽがわりになって貰います』 「こたつから出るなってそれでか。つか、めっちゃ冷たいんだけど」 『我慢しなさい。誰のおかげで豪華な夕食が食べられたと思っているんですか』 「そりゃ、稼いでくれてる親父のおかげ……って冷たい冷たい冷たい!! 両足で包み込 んでスリスリすんな」 『私が作ってあげてるからでしょう。そういう意地悪い事言っていると、朝のお雑煮は無しですよ』 「わかった、わかったから。全くもう……我慢すればいいんだろ」 『分かればいいんです。んふふっ♪ 暖かくて気持ち良いですね』 「さっきまで、めでたくないとか言ってたクセに、めっちゃ幸せそうな顔してるよこの人」 『仕方ないでしょう。この気持ち良さには勝てないんですから』 「でさ。姉さん」 555 :2/2:2010/01/02(土) 09 47 26 ID fdrIIMYw 『何ですか。文句なら受け付けませんよ』 「いや。何で足がだんだん上に上がって来てんのかなーって思って」 『足先の温度だけだと物足りなくなって来たので。文句は言わせませんからね』 「わかったよ。もう好きにしてくれ」 『(年明け早々からタカシといちゃいちゃ出来るとか、幸せですね……フフッ……)』 『いっそこのまま足を奥に伸ばして行って、タカシのア……アソコを…… ここが一番熱いの……とか。って私ってば新年早々何を変態な妄想してるんだろ……はぅ……(/////////)』 終わり 規制中なのでこっちで
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「ゆっくりしていってね!!!」 解説 ゆっくりのゆっくりによるゆっくりのための大会。 右を見ても左を見てもゆっくりとゆっくりがゆっくりと戦っているグダグダ上等のカオス大会。 誰得ですか?はい、俺得です。 ルール 99秒制限3ラウンド、ダブルチルノシステムの比較的オーソドックスなルール。 もっとも、出場している面子はまったくもってオーソドックスではないのだが。 出場キャラクター + ... ゆっくり していってね D4霊夢 ゆっくりしていってね!(普通のちびゆっくり) ちいさいけどゆっくりしていってね!(1/2サイズちびゆっくり) ふつうだけどゆっくりしていってね!(2倍サイズちびゆっくり) でかいけどゆっくりしていってね!(4倍サイズちびゆっくり) していってねゆっくり!(スペカがまりさになったちびゆっくり) ゆっくりしね!(AI最強&賽銭箱自重スイッチOFF&本当の2対1スイッチONちびゆっくり) はぐれいむ(れいむ単独版ちびゆっくり) まいごのまりさ(まりさ単独版ちびゆっくり) あたいったらさいきょーね!(チルノ単独版ちびゆっくり) ゆっくりレミリア ゆっくりゆかりん きめぇ丸 大佐 + おまけ 二頭身以下トナメ【小規模】出場選手 ボールオロチ ゆゆゆっくりり(ストーリーモードOFF) カンフーヘッド タンク霊夢 コメント ゆっくりおおすぎだろw -- 名無しさん (2009-09-29 21 49 02) おまけのKFHと玉オロチに俺の腹筋が破壊された -- 名無しさん (2009-09-30 01 06 46) 最後の試合りかいできねえw -- 名無しさん (2009-10-01 01 01 00) いつの間にかwikiできてるww作ってくれてありがとう -- up主 (2009-10-01 16 12 30) 名前 コメント 「おまえら正直になろうぜ! おなかいっぱいだろ!」 いいえ、まだまだ食い足りませんが。
https://w.atwiki.jp/yomedousi/pages/1088.html
スレ15-348 348 :名無しさん@HOME:2008/09/22(月) 10 39 23 0 トメさんが買いたい物があるからSCに連れていって欲しいと 頼まれ車を出した。(車で10分位のところ。) 調度うちの子の服を見ててお礼に買ってあげるわ~なんてそんな会話を していたら突然義弟嫁乱入。 「やっぱここだったーw車で出掛けてるの見たからー」って。 チャリ飛ばしてきたらしい。 そしてうちの子の服がカゴに入ってるのを見て 「ずるーいうちもうちもー」と義弟嫁子用のTシャツを突っ込む。 うっわー…と思いつつレジに行きトメが清算してると 「コレもーー!」と絶叫しつつぜーぜー走ってレジに突入し子供用と 旦那の下着と靴下もレジ台へ。周りもビックリしてたよ…。 帰りはなぜかうちの車に乗ろうとするので「チャリどうするの?」と 聞くと「明日取りに行くからいいのいいの」って。 意味ワカンネ。二度手間じゃないかと思ったけど本人がいいって言うから 乗せ義弟嫁んちでおろした。 で、家に戻ったら買ったパンがない。 絶対アイツだと思い電話したら「どっかに置き忘れたんじゃないですか?」 トメからは本当はお昼ご飯もそこで食べようと思ってたし夕飯の買い物も 一緒にしようと思ってたけど…あれじゃあね、ごめんねと言われた。 別にトメさん悪くない。 349 :名無しさん@HOME:2008/09/22(月) 10 47 39 0 貧乏なのかな。 トメも大変だね。 350 :名無しさん@HOME:2008/09/22(月) 11 27 50 0 349 義弟の稼ぎは悪いみたいです。 しかも元々給料安かったのに更に下がったらしくそれで 義弟は転職したんだけど新しい職場は更に安いという…。 でも義弟の給料が安いなら安いで義弟嫁も働けばいいのに欝だから 働けないとか言ってるらしいのですが欝…??? ちなみに義弟夫婦はトメんちの隣に住んでるんだけどしょっちゅう やってきて食材掻っ攫うのは日常茶飯事みたい。 トメにしたら息子の稼ぎが悪いから…っていうのがちょっと負い目に なってるみたいで一応注意はするものの余り強く言えないとか。 まあ言ったとしても平気そうな義弟嫁なんですけどね。 351 :名無しさん@HOME:2008/09/22(月) 11 30 31 0 一生たかられるね。 Next→15-352
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ときとりえしっく【登録タグ と めひかり 初音ミク 曲】 作詞:めひかり 作曲:めひかり 編曲:めひかり 唄:初音ミク 曲紹介 歌いましょう! めひかり氏の8作目。 イラストは13氏の作品『ずっと ずっと』を使用している。 歌詞 (piaproより転載) 勝手に整理をされて踏み出していく その一歩は 何故か子供の時より ぎこちなくて そんな風に生きてて 一体何が面白いのか だから僕は蔑んで 笑ってやろう 枯れた枯れた カレタカレタ 矛盾は枯れて消え去っていくよ Ah 間違っている倫理には 何も関わる必要なんてない 夜明けと共に歌いましょう 好きの次は嫌いになってさ それで腐ってやれ 貴方と共に歌いたいの だけどそんな世界じゃ 鳴け鳴け鳴け鳴けないや 蓄積された何かを 理解するのに時間が かかってしまう時も さそりゃあるだろう 雨上がりはジメジメっ 土のにほいで心がいっぱいに なっちゃってどうしようもない やめたやめた ヤメタヤメタ 死んだ思いでいきていくよ Ah 間違っている倫理を 携える必要なんてない 夜明けと共に歌いましょう 行きの次は帰りになってさ それでくたばってやれ 貴方と共に歌いたいの でもねそんな想いじゃ 泣け泣け泣け泣けないや (雨に濡れた曼珠沙華) 貴方と共に歌いたくて それでいつも僕は 嘘をついて罪を重ねて もっと近くで歌いましょう 嫌の次は普通になってさ それで笑ってやれ 貴方と共に歩きたくて それで捨てた未来を もうどうすることも 出来ないなんて言わないでさ 夜明けが来ても意味はないから 貴方はとても輝いてる だから自信を持って 鳴け泣け啼け哭け さあ! コメント あー好き -- 名無しさん (2016-04-16 03 26 38) ミクさんの高音が素晴らしく綺麗で聞きやすい、ハイテンションな和楽器の音も最高 -- 名無しさん (2018-09-09 00 16 07) 名前 コメント
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オレ設定満載の小説です 前半はゆっくりが出てきません、と言うか全体的にゆっくりがゆっくりらしくありません えーりんはガ板風にナスになっています。 それでも見てみたいという人はご覧下さい。 「「ゆっくりしていってね!!!」」 「ゆっくりするよ!」 縁側で二人の孫がれいむ達と遊んでいる。外で妖怪が闊歩しているこの世の中 ゆっくりのような安全で喋れるナマモノは子供達と良い遊び相手になれそうだ。 「おばあちゃんもゆっくりしていってね!」 「はいはい、十分にゆっくりしてますよぉ」 それにしてもゆっくり達も大分多くなったものだ。昔はこの幻想郷自体にゆっくりは殆どいなかった それがここ数年幻想郷にれいむやまりさなどのゆっくりが大量に出没したのだ。 「おばあちゃん」 「どうしたんだい?」 「おばあちゃんが子供だった頃のゆっくりってどうだったの?」 「れいむたちもききたいよ!」 昔のゆっくりか……思うと本当に懐かしいあの日々…… 「いいでしょう、おばあちゃんがゆっくりだけの村、ゆっくり村に行ったことを話してあげましょう」 「やったー!」 私がまだ年端もいかない女の子だった頃、その当時私たちの村は食糧が不足して 若かった私でさえ遠くの山へ山菜を採りに行かなければならないほどだった。 私は出来るだけ妖怪が通らないような道を近くの住民から聞き、採っていったので 比較的身の安全は確保できていたのだ。 だけどそうやって山菜を採っていたある日のことであった。 山菜を籠一杯に詰めて帰ろうとしたとき突如日常では聞けないような破壊音が聞こえてきたのだ。 若さ故の好奇心からか私はその音が聞こえる方へと近づいてみる。 そこには二つの影。互いに火花を散らせて交差しそれと同時に血さえも降らせていました。 今の弾幕ごっことは違う本物の殺し合いだった。 「やめてけれ!オラは戦いたくなんかないっぺ!」 「はっ!貴様のような口からそんな言葉がでるとはな!」 雰囲気と動きで私は二人とも妖怪であることが分かった。 しかしどう見ても麦わら帽子を被った妖怪が一方的に痛めつけられているように見えない。 先ほどから舞い散る血も全て麦わら妖怪のものだ。 そしてもう一人の妖怪の攻撃を受け麦わら妖怪は全身から血を流しながら 無残にも木に打ち付けられていったのだ。 木を血で染めながら麦わら妖怪の身体は木にもたれる形となっていった。 「おねげぇだ……助けてけれ……」 「はん!」 もう一人の方の妖怪が麦わら妖怪にとどめを刺そうとした瞬間、私は目を覆おうとして 手が木の幹に当たり、枝が折れ音が響く。 その音のせいで私は妖怪に見つかってしまった。 「人間か……しかし博麗や八雲に報告されても困るな」 そう言って妖怪は麦わら妖怪に振り落とそうとした手を戻しこちらに向かってきたのだ。 一瞬だけど走馬燈が見えた、今まで大切に育ててくれた親や近所の人、 妖怪に食べられていった仲間達との思い出が一瞬にして駆け巡り私は死を覚悟した。 「これは儀式だぁ!俺のための生け贄となれ!」 「クワこうげき!!」 身体をかがめた直後、麦わら妖怪の叫びが聞こえた。何をしたか分からなかったが 目を開けた瞬間もう一人の妖怪がものすごい勢いで頭上を吹き飛んでいくのが見えたのだ。 「ぐぎゃあああああああああああ!!!!」 「はぁはぁ……だ、大丈夫だっぺか?」 麦わら妖怪は血だらけであるのに私のことを心配していた。よく見るとその麦わら妖怪は 緑の髪が目立った女性で妖怪とは思えない優しい目をしていたのだ。 「な、ま、まさかぁ……あのサディスティッククリーチャーであるお前が……後ろから……」 「カマこうげき!」 森の奥から戻ってきたもう一人の妖怪を麦わら妖怪はカマで一閃していった。 それと驚きだったのがもう一人の妖怪は先ほどまで全く無傷だったのがたった2撃で 麦わら妖怪以上の傷を負っていたのだ。 「な、何故ほ、本気、を、だ、さ……」 「イネカリぎりィィ!!!」 麦わら妖怪がその一撃を加えるともう一人の妖怪は全身ばらばらになって吹き飛んでいった。 死体が私の目の前に転がっているが見たくもない。 「はぁはぁ……」 麦わら妖怪は立つ力さえないのか血まみれのまま私にもたれ掛かった。 「大丈夫ですか!?」 「………オラはもういいっぺ、さぁ早く家にけえれ……」 「……そう言うわけにはいきません!!」 いくら妖怪でも、私の命を助けた人をこのまま見捨てることが出来なかった。 正直三撃で妖怪を粉々にした力に対しての恐怖もあったけれど、命の対しての 恩はどうやったって心の底からぬぐい去る事なんて私は出来なかった。 「オラはもう戦いたくねぇ……だから死んで……ゆっくりするだ……」 「死んじゃったらゆっくりなんて出来ません!!生きてるからゆっくり出来るんです!」 私は山菜の詰まった籠を降ろし麦わら妖怪さんを出来るだけ慎重に背中に乗せた。 重すぎず軽すぎでもない、普通に人間を乗せたような重量であった。 「………どこさつれてくっぺ?……」 「医者の所です、近くにある村ならほんの数時間で着きますよ」 「……オラは妖怪だ、人間の医者が診てくれるはずがねぇ」 「でも……」 「それに……もう無理ッペ……もう身体が保たないだ……」 「どうしてそう死にたがるんですか!私たちの村の人々は生きたくても死んでく人がいるんですよ!」 そう私は麦わら妖怪さんを生きろと励ましつつ近くの村へとようやく着いた。 しかし道行く人は私たちを見ると過剰なほど怯え、出て行けと喚き罵り、挙げ句には石を投げつける人までいた。 訳が分からぬまま私は背負いながら走っていく、途中転んだが痛くもない。 やっと医者へと辿り着くも医者も村の人々と同じ様な反応をし 門前払いでやむなく私たちは村から出て行かなければなりませんでした。 「どうして……でしょうか」 「きっとあの村はオラの娘に迷惑をかけられたんだっぺ……それで娘さに似ているオラも……」 「麦わら妖怪さんは全然悪くないのに……」 悪態をつきながら道を行くも先ほどの村以外に近くにいる医者を私は知らない。 私は自分の村へと連れて行こうと思った。けれどそれはここからあまりに遠く 麦わら妖怪さんの命が保つか分からない。 「もういいだ、お嬢さん。ここでゆっくりさせてけれ……」 「……どうして……そんなに死にたがるんですか……」 長い道のりで疲弊した足を休めるために私は麦わら妖怪さんと一緒に木に背もたれにして座った。 「オラは戦いなんてでぇ嫌いだ。けどオラを娘と勘違いした者達がどんどんやってくるだ」 「…………」 「だからオラは死んでゆっくりしたいっぺ……」 私は自分の衣服を千切り出来るだけ出血を抑えようと麦わら妖怪さんの傷口へ巻き付けていく。 それでも流れ出る血を全て抑えきることが出来ない。 「嘘付かないでください。あなたはあの妖怪に命乞いしたでしょう」 「……土壇場で命ってのは生きたがるもんだ……」 疲れていた足も大分回復して私はまた麦わら妖怪さんを背負い歩き始めた。 「死にたくない人だっているんです……だから生きてゆっくりしてください」 「さっきも言ったっぺ…それ、それにオラがゆっくり出来る所なんてどこにもねぇ……」 「じゃあ探しましょう、ゆっくり出来る場所を」 「………………嬉しいっぺ………」 声が小さくなったと感じ、今まで私の肩に掛けられていた力が急に弱くなっていった。 「もう目の前がぼやけてるだ……今まであんがとな……お嬢ちゃん……」 「そんな!!一緒に生きてゆっくりしましょうよ!」 私は足がもげそうな勢いで走り出す。もう麦わら妖怪さんの体力は恐らく保たないだろう。 走っている間、何故か私の目からは大粒の涙が流れ始めていく。 けれど潤み、ぼやけていく目に一つ集落らしきところが見えたのであった。 「麦わら妖怪さん!見えましたよ!!」 麦わら妖怪さんの返答はない。私は無心で一目散にその集落へと走っていった。 「どなたか!医者!!医者はおりませんか!?」 私はその集落に入り精一杯叫びました、しかし声はただ静寂に響くだけ。 それどころか人の気配すらあまりない様に感じられた。 「どなたか!………!」 ふと前を見ると私は道の真ん中にある一つの帽子を見つけた。帽子があるという事は人がちゃんといると 思い私はより大きな声で思い切り叫んだ。 「お願いです!!!この人を助けてください!!!」 「うるさいわねぇ……」 正直予想もしていなかった。なんと道ばたにある帽子が返事し始めたのだ。 さらにその帽子は動き出す。 「きゃああああ!!!」 つい叫んでしまった。生首だ、生首が動いている。つるべ落としか!! しかし妖怪なら妖怪の治療も出来るだろうと思った。そう思い近づいてよく見ると私はさらに 衝撃的な驚愕を体験したのであった。 「や、八雲様の生首!!いやああああああああああああああああああ!!!!」 妖怪達の賢者とも言われる、たった一人のスキマ妖怪。 道に転がっていたのはその八雲紫様の生首だったのだ! 「お黙りなさい、後ろの怪我人に響くわよ」 その冷静な言葉によって私は正気を取り戻す。よくよく見てみると 帽子や髪の色、声は確かに紫様であるが肝心の顔は何か太々しい。 時々私たちに見せる表情とは全く違っていた。 「あ、あなたは……」 「わたしはゆっくりゆかりん、このゆっくり村の賢者よ」 「ゆっくり……ゆかりん……」 一体この情景は何なのだろうか、これは恐怖と焦りでどうかしてしまったのだろうか 「まずはその怪我人よ、ちょっと貸してご覧なさい」 呆然としてその生首に言われるがまま麦わら妖怪さんを生首さんの前で横にした。 「すきますきま~はいっ!」 生首さんは謎の呪文を唱えるが全く訳が分からない、しかしその呪文を唱えた瞬間 麦わら妖怪さんの口から微かに息をしているのが聞こえた。 「!!!一体何を…!」 「死と生の境界をいじっただけよ」 「境界……じゃあやっぱりあなたは紫様……」 「とは言ってもオリジナルとはほど遠いわ、もって半刻延命できたぐらいね」 オリジナル…?横文字とやらはよくわからない…… 「本物の紫ではないという事よ」 そう言って生首さんはまた変な呪文を唱える、今度は麦わら妖怪さんの傷口がどんどん閉じていく。 「ここはゆっくり村、存在の歴史が記録される聖域 私は紫の記録というわけ、本人じゃないわ」 「………記録?」 「そう、幻想郷で活躍した人や悪名高い人たちの存在を饅頭にして記録しているの それらはゆっくりという名前の饅頭妖怪として保存される、私はさしずめカレーまん」 「…………おまんじゅうなんですか!?」 「食べてみる?」 食欲をそそられる香ばしい臭いが漂うがが今はそんな事をしている暇はない。 「とりあえずありがとうございました。おかげで麦わら妖怪さんの命が助かりそうです!」 「…………ダメよ、まだ」 ゆかりんさんは身体を左右にゆっくり振る。 「私はオリジナルに到底力及ばない。だから境界を操る能力も弱いの せいぜいこのゆっくり村までが限界なのよ」 「………と言うことは」 言わずともゆかりんさんの言おうとしていることが分かる。 けど心の奥底からその考えを否定したい気持ちで一杯だ。たとえゆかりんさんが その旨を話したらどんな優しい言葉であっても激昂してしまうほど、私は恐れていた。 「………このゆっくり村に医者はいないわ、 けどゆっくりしたいと思っている人には絶対に応えてくれる、それがゆっくり村よ」 「どうすれば……どうすれば良いんですか!!!」 「落ち着きなさい、とりあえずこのゆっくり村のゆっくり達を頼りなさい 人口そのものは少ないけどみんな力のある者達の記録よ。頑張りなさい」 そう言ってゆかりんさんは地面から出てきたスキマに入ってしまった。 私は麦わら妖怪さんを担ぎながらゆっくり村を歩き回る。背中越しから呼吸の音が聞こえるが それもいつまで保つか分からない。 それにしてもこのゆっくり村というのは歩き回って気づいたのだが まるで幻想郷を丸ごと小さくしたようなものであるように思えた。 あちらには妖怪の山らしき丘が、こちらには魔法の森らしき林が、 そして目の前には氷精の湖らしき池があった。 「あたいってばさいきょーゆっくりね!!」 湖の真ん中には二つの生首がふよふよ浮かんでいる。あの顔には見覚えがあり 一人は氷の妖精チルノ、もう一人は名前を忘れたが相当徳が高い妖精だ。 「あっおきゃくさまだよ!ちるのちゃん!」 「「ゆっくりしていってね!!!」」 まるで親の敵を討ったかのようでその上無邪気な笑顔を浮かべるゆっくり。 ゆっくりなんて出来ないのに、何処かゆっくりしてしまう自分が嫌になる。 「貴方たち!この人の怪我直せますか!?」 「ん?だれそれ」 「ひどいきずだよちるのちゃん……わたしやくそうとってくる!」 そう言って緑髪のゆっくりは森の中へと入っていく。 目の前のゆっくりちるのはと言うとバカな笑顔を浮かべて池でぷかぷか浮いている。 そして何を思い立ったのかいきなり池から出てきて麦わら妖怪さんの所へやってきて いきなり吹雪を吐き始めたのだ。 私は突然の事態に驚きすぐにゆっくりちるのを池の中へ投げ込んだ。 「何するんですか!」 「だってこおらせればなんか「かしじょうたい」になるとかなんとかってゆかりんがいってたもん! そうすればゆっくりねむれるもん!」 「ちるのちゃん!!」 緑髪のゆっくりが何枚かの葉っぱをくわえながら私とちるのの間に入ってくれた。 そしてくわえていた葉っぱを私の手の上に載せてくれた。 「これをきずぐちにあてればすこしはもつとおもいます……あとちるのちゃんがひどいことを…」 「ひどくないもん!あたいはてんさいでさいきょーなのよ!」 ちるのは有りもしない才能を主張しながらわめきちらしている。 氷の妖精とは実際に会ったこと無いが本人もこのようなものなのだろうかと心配になってくる。 「ありがとうございます、それでは」 そう言って私は麦わら妖怪さんに先ほど貰った薬草を傷口にすりつけその場を去る。 ほんの些細な薬草だけでも助けになるものだ。あの二人にはいずれ本格的に感謝を言わなければならないだろう。 あのちるのも私たちを助けてくれようとしてあんな事をしたのだ。邪気はない、むしろ善意だ。 ただ一つだけ、ちるのが麦わら妖怪さんに吹雪を吹きかけたときから どうしようもない不安が心の中で巻き起こってくる。 ゆかりんさんが言っていたようにゆっくりしたい人には絶対応えてくれるのがゆっくり村らしい。 けれど麦わら妖怪さんが言った「死んでゆっくりしたいっぺ」その言葉が引っかかるのだ。 もしそのニュアンスでゆっくり村が応えたとしたら。 麦わら妖怪さんの呼吸は途絶え途絶えながら聞こえる。 「かっぱっぱ~わたしにはむりだよ~」 妖怪の山らしき丘で河童のゆっくりに訪ねてみたが返答はこの通りだ。 通り道、秋の神様ゆっくりや厄神様のゆっくりらしきモノもあったが どの子も人の傷を癒すなんて事は出来ないという。 なんでこうも役立たないんだと舌打ちしいけない事だと分かってはいても幻想郷を呪った。 「おや、人間とはめずらしい」 そんな私たちの元へ一つのカラスっぽいゆっくりがやってきた。 この子は見覚えがある。よく新聞を渡してくれるあの鴉天狗だ。 「あやや、話はきいています、私にできることががあったら言ってください」 「それじゃあ、この人の傷を治せる人はこのゆっくり村にいる?」 「ゆかりんでもないと無理ですね」 気づいたら私はその鴉天狗ゆっくりを蹴飛ばしていた。 「なんてことするの!あやはなにもわるくないって!」 そんな事はしっかりと頭で分かっているのだ、分かっているはずなのだ。 けれどこの感情の昂ぶりは理性を破壊する。 私は泣いて現実を呪った。麦わら妖怪さんと会ってから初めて流した涙だった。 「………そのようすだとゆかりんでもむり……だったんですね」 蹴飛ばされたゆっくり鴉天狗はすぐさま私たちの所へ戻ってきた。 私は噛みつかれるのを覚悟したがゆっくり鴉天狗は何もせずに私を見つめている。 「せめてこの言葉だけでも」 そう言って河童と鴉天狗のゆっくりは向かい合うように並ぶ。 そして満点の笑顔でこう叫んだ。 「「ゆっくりがんばってね!!!」」 私は涙を拭いて立ち上がる。今はただゆかりんさんの言葉が理不尽でないものであって欲しいと 願うだけ。麦わら妖怪さんを背負って丘を下っていった。 気づいたら草履がいつの間にか脱げていた。いつ脱げたのであろうか。 私の息が荒々しくなるのに反比例して麦わら妖怪さんの呼吸が弱くなっていく。 ゆかりんと会ってからどのくらい経つのだろうか、ゆかりんは半刻は保つと言っていた。 「あっ…」 足を何かに引っかけて私は盛大に転んでしまった。 すぐに立ち上がろうとしたが力が入らない。そして自分の足も限界だと言うことに気づいたのだ。 「こんな…こんな所で……」 死なせたくない。 「ひどいよ!ひどすぎる!!!これがゆっくりだというの!! 死ぬことがゆっくりなの!?じゃあ生きている意味って何!? みんなゆっくりしたいから生きたいの!私も!親も!友達も!!! ゆっくりしていってねと言うのなら!!!私たちをゆっくりさせて下さい!!!!!!!」 あらん限り私は叫び散らし顔を地面に埋めた。 理由なんて無いが麦わら妖怪さんが死んだら私も死んでしまうような感覚に襲われた。 その感覚に従うように私の息も次第に弱くなっていく、じわじわ迫り来る死の恐怖。 こんな恐怖に襲われてゆっくりなんてできっこない。 でも私がゆっくりを願おうとも叶えてくれる者なんていないのだ。 私は現実を呪いつつ竹林の下静かに目を閉じていった。 「にんげんウサ」 目の前で何かの声が聞こえる。 「あなたはラッキーウサ!このてゐに会えるとなんと幸運がもれなく付いてくる!」 「幸運……?」 不運とか幸運とかそんなの概念に過ぎないものを一体どうしようというのか。 心には辛さしかない。今はただ辛い、悲しい。 「さらにこの壺を買えば運気は二倍!これがたったの二万ゆっくり円ウサ!」 「いくら運がよくなっても……意味ないよ」 私を助けてくれた麦わら妖怪さんが死ぬ。 もうちょっと話したかった。生きてて楽しいことやゆっくり出来る事を教えたかった。 優しい人とお友達になりたかった。 「上の妖怪も傷だらけウサ……」 目を開けて見てみると目の前にはウサギのようなゆっくりがいる。 見た事はないがこのゆっくりが麦わら妖怪さんの傷を治してくれるとは思えない。 「あんたはやっぱりラッキーウサ」 そう言ってそのウサギゆっくりは何の訳もなく跳ね飛ぶ。 太々しい顔だがどこかしら喜びがあるようにも見えた。 「このてゐに付いてくるウサ!」 そのゆっくりウサギは竹林の奥へと入っていく。 しかしついて行こうにも足が動かない。しかし希望は見つかった。 私は腕を必死に動かしゆっくりウサギについて行った。 「ここウサ!」 腕も殆ど動かないがようやく竹林の奥に辿り着くことが出来た。 竹林の奥にこんな屋敷があるなんて聞いた事がない。実際の幻想郷にもあるのだろうか。 「お~い、え~りん」 ウサギが屋敷に呼びかけると今度はナスっぽいゆっくりが現れた。 ナスゆっくりは私たちの姿を見ると慌てた様子で屋敷の中へと踵を返していった。 「月から来たんじゃなさそうから連れてきたウサ」 「………そうなのですか?」 私はまだまだ動ける首をブンブンと縦に動かす。 「承知しました、どうぞお上がり下さい」 私は何とか屋敷の中まで這い上がることが出来た。 麦わら妖怪さんは何枚ものゆっくり用布団の上に寝かされナスゆっくりの検査を受けている。 「ギリギリ応急処置が間に合った、とりあえず輸血と栄養を用意するわ」 「え~りんお腹すいた」 屋敷の奥から聞こえてきた声にナスゆっくりはいち早く反応し会話の途中で出て行ってしまった。 「てゐは外で遊んでくるウサ」 そう言ってウサギも屋敷から出て行き実質的この部屋には私と麦わら妖怪さんだけになった。 「大丈夫?麦わら妖怪さん」 返事はなくただ寝息が聞こえるだけ、けれどその寝息は安らかでようやく私は安心が得られた。 体勢を緩めようとして身体全体が床に崩れ落ちる。足に力が入らない。 「何で……」 何分かそうしていると先ほどのナスゆっくりが血と薬が入ったビニールパックを持って帰ってきた。 意外!ナスゆっくりは手がないので髪の毛を使う!慣れた手つきで麦わら妖怪さんに注射をすると 何故か私の方へと近づいてきた。 「足を出しなさい」 そう言われても動かないのが現状だ。そう告げるとナスゆっくりは無理矢理私が痛がるのも 気にしないで髪の毛を使い私の足を引っ張り出す。 そこで私はようやく気づいた。草履を履かずにさんざん歩いてきたためか足の裏の皮が剥げていたのだ。 「破傷風になるから今後気をつけなさい」 足に何か塗られていって気持ちいい感触があるがやっぱり薬が染みて痛い。 動く腕で辺りをのたうち回り、痛みで狂いながら涙を流しそうになった。 「それにしても無茶しすぎよ、まぁここでゆっくりしてい」 「え~りんのどかわいた」 その声が聞こえた刹那ナスゆっくりは言葉の途中で出て行ってしまった。 また私は麦わら妖怪さんと二人きりになる。 出来るだけ私は足を風に当てないように麦わら妖怪さんに頭を向けて俯せになった。 「ゆっくり………」 麦わら妖怪さんが助かると思い自然に心が安らいでいく。 私は生まれてこのかたこの時ほどゆっくりしたことはない。 これがゆっくり村の神秘なのかなと思い、それに甘え心ゆくまでゆっくりした。 いつの間にか涙が出ていたがそんな事は大したことではないだろう。 ゆっくり出来れば涙なんて雨の雫みたいなものだし、怒りも悲しみも安らぎへと変わる。 私は今まで会ってきたゆっくり達のことを思い出して思い出し笑いをし、 その笑い声に呼応するように麦わら妖怪さんの瞼が開き母のような優しい声が漏れる。 「オラ……生きてるんだっぺか……」 「ええ……死んでたらこんなにもゆっくりは出来ないわ」 「ゆっくり……」 麦わら妖怪さんの目に涙が溜まりどっと溢れ出していく。 それから麦わら妖怪さんと私は満足するまでゆっくりと話し合った。 嬉しいことに麦わら妖怪さんは死んでゆっくりするという考えをきっぱり捨てたようだ。 死ぬことの恐怖を覚え、そして生きることの力強さを私を見て感じたそうだ。 それはゆっくり村が授けてくれたこと。私はただ訳の分からぬまま迷っていただけだといまは思う。 奥の部屋からナスゆっくりが黒髪のゆっくりを連れて戻ってくる。同じように 外からウサギゆっくりが似たようなウサギっぽいゆっくり達を連れて戻ってきた。 「さぁ!みんなでゆっくりしよう!」 ゆっくり村の夜更け、女の子は足に包帯を巻き、ゆっくり用の布団を被りすやすや眠っている。 麦わら帽子を被った緑髪の妖怪、風見農香は体中に包帯を巻きながらも縁側に座り月を見る。 この竹林のスキマから覗く月は農香が見たどんな月よりも妖美であった。 「元気みたいね、それにしてもこんな所にこんなものが……」 そこへゆっくりゆかりんは月光が指す地面からスキマを通ってやってきた。 「この子のおかげだッペ……本当に嬉しいだよ」 「思う存分ゆっくりしてるようね……ゆっくり村の賢者として鼻が高いわ」 農香とゆっくりゆかりんは微かに笑い合う、そこへ屋敷の中からゆっくりえーりんが二人の下へやってきた。 「はぁ、あなたには来て貰いたくなかったんだけどゆっくりのためですものね」 「そうね、私たちが幻想郷の記録だとしても私たちにゆっくりの名を課せられてる以上 ゆっくりしたい者には全力でゆっくりさせるわ。 例えオリジナル同士が会っていなくてもね」 ゆかりんとえーりんは互いに月のような狂気を持った笑みを浮かべている。 「……聞きたいことがあるっぺ、どしてオラは今までゆっくりしたいと思ってたのに今日になって このゆっくり村に入れたんだっぺ?」 「そりゃあ死んでゆっくりなんて許さないわよ、あの子も言ってたでしょ…… それにあの子もあなたとゆっくり話したいと言ってたからね」 ゆかりんは一回すやすや寝ている女の子に視線を動かしまた農香の方へと戻した。 「……………あの……オラ……」 「ゆっくりしたい話であればなんでもいいわよ」 農香はどもりながら、けれども嬉しそうにゆかりんに向き合う。 「オラ、この村に住んでいいっぺか?」 ゆかりんはわざとらしく間を開けて縁側へと上がり込む。 首を振るように頭を動かすとえーりんもそれに応えるように同じ動作をした。 そして二人は向かい合うような体勢となる。 「「ゆっくりしていってね!!!」」 「…………嬉しいっぺ……」 一粒一粒の涙が縁側に滴り落ち、月の光を受け取り輝いている。 農香は女の子にも娘にも見せたことのない笑顔を浮かべ目に涙を浮かべた。 そうしてゆっくり村の夜は更けていく。 「正直言ってゆゆことやりたいけどゆゆこって「ゆゆ~」ってしか 喋れないからしょうがなくやってんのよ」 「私だって出来ればかぐや様と一緒にやりたかったわよ」 「でね、朝起きるとおばあちゃんは自分が住んでる村にいたの おばあちゃんのお父さんもお母さんも私がいなくなったのを心配してねぇ…」 孫達は一度も耳をそらすことなく私の話に食いついている。 一語一語語るごとに忘れていた記憶がどんどん湧き出ていく。 「あの頃のゆっくりは本当に少なかったわ……でもれいむちゃんやまりさちゃんのおかげで こうしてみんながゆっくり出来るもの」 「ゆっくりさせるよ!!」「ゆっくりするぜ!」 ゆっくり村にいたゆっくり達と比べるとちょっと生意気だけど この子達もみんなをゆっくりさせてくれている。 「と言うわけでおばあちゃんの話はこれでお終い」 「ねぇ、麦わら妖怪さんって結局どうなったの?」 「う~んおばあちゃん結局お別れも言わずに帰って来ちゃったからねぇ でも今もゆっくりしてると思うわ」 あの帰ってきた日からずっと思い続けていた。 結婚して子供を産んでも、娘が結婚してもその思いは消えなかったのだ。 「おばあちゃん!またうーパックからお届け物よ!」 玄関から娘の声が響く、自分の親なんだからおばあちゃんはないでしょと悪態をつくが これが結構合ってる気がする。あれだけ歩けた足も今ではボロボロのガタガタだもの。 玄関に行くとゆっくりれみりゃの派生であるうーパックが段ボールを持ってきている。 私はうーパックを撫でて見送った後段ボールを開いた。 「おやおや、今度は秋の野菜かい、不思議と送られてくるものは秋のものが多いねぇ」 「季節外れにもほどがあるわ、それに一体誰がおばあちゃんに送ってるのかしら……」 うーパックが持ってきた段ボールには受取人として私の名前が書かれている。 だが肝心の差出人の名前には見覚えがないのだ。 「ふふふ………そういえば、まだ名前教えて貰わなかったわねぇ……」 そう言えば刺繍に名前を入れたお守りを子供の頃持っていたことを思い出した。 ただうっかり母さんが私の名前を間違って入れてしまい結局そのまま持ち歩くこととなったのだ。 だけれどゆっくり村から帰ってきたときにそのお守りはなくなっていたのだ。 そして受取人の名前も同じ様に同じ風にきちんとぴったり間違っていた。 「ヘェーラロロォールノォーノナーァオオォー アノノアイノノォオオオォーヤ♪」 ゆっくり村は最近影の薄い秋姉妹が目立とうとその能力を惜しみなく使っていて 丸ごと秋模様であった。 「ラロラロラロリィラロローラロラロラロリィラロ ヒィーィジヤロラルリーロロロー♪」 ゆっくり村に音楽が響く。麦わら帽のゆっくりと紅いリボンのゆっくりが歌い ウサギのゆっくりがその歌に会わせ踊り出す。 ゆっくり村は今日もゆっくりである。 生意気な後書き ガ板でのうかりんが本物の風見幽香にゆっくりを送るネタがあった。 それでのうかりんも元は妖怪だったと考えてしまった。 テスト前でむしゃくしゃしてやった、今も反省している イイハナシダナー(AA略 のうかりんはゆうかりんのお母さんってヤツですかw のうかりんかわいいよね。 -- 名無しさん (2009-01-18 22 57 08) 名前 コメント
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516 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/06/11(水) 10 56 55.61 ID u1lgnnvS0 [1/2] もしかしたら俺が困ったちゃん?と思ってカキコしてみる 俺が入ったキャンペーン卓で、事前に告知は無かったけど、初心者対策と名を打って公式設定の大幅改変を行った世界観を使うと言うのを キャラ作の段階になってGMに言い出された 内容としては世界観的に敵か味方か分からないような物や、敵と明確には断じられないような勢力も、悪の勢力という形で一纏めにされており 公式NPCも悪の秘密結社の幹部みたいな扱いをされている 初心者対策という事で丸めるのは良いんだけど、もっと他にやりようがあったのでは?とか このスレで前に挙がってたけどそういうのは事前に言っておくべきだったんじゃないか?とか 初心者対応って言うけどこれで初心者が世界観勘違いしたらどうすんの?とか 実際には初心者は一人しかいなくて、しかも別ゲー経験はあるんだから公式設定を初心者PLに勉強して貰えば良かっただけじゃね?とか 組織間の対立を煽ったりするのが面白い設定あるのに丸で生かす気がないのはどうなの?とか 諸々が何というか、これ困GMなんじゃないの臭がすごい それともPLはGMの世界観を全面的に受け入れるのが正しくて、それに文句を考えてる俺が困になるのか? ちなみに俺が所属してるサークルの関係で各卓でキャンペーンをやるから、今抜けたとしたら数か月TRPGできなくなるのと サークル自体には愛着あるので抜けるのも嫌だという現状 517 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/06/11(水) 11 12 14.92 ID WrbEg2c50 [1/2] 初心者と経験者のメタ知識をならそうって試みか ステージ制のあるルールならアリで 518 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/06/11(水) 11 17 25.87 ID 7/h2/oKW0 516 とにかく君には「遅えーよそんな大事なこと今言うな最初に言え」と文句を言う権利がある。 そこからどう転がるかで話は変わってくるので追加報告を待ってるぜ! 519 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/06/11(水) 11 17 42.28 ID tKTFA944O 516 ある程度はGMに相談した方が良いと思う。まだオリジナル設定などを修正出来る段階だから。 変な風にこじれる可能性があるから上手くアドバイス出来ないけれど。 520 名前:ゲーム好き名無しさん[] 投稿日:2014/06/11(水) 11 31 05.04 ID /PzLWOIf0 [2/3] 516 報告者は困ではないと思うがGMや環境と相性的に合ってないっぽい ただ鳥取抜けたくないって言うならGMをやり込める方向じゃなくて、まず卓面子全体で話し合うことで 落とし所を見つけた方が建設的だと思うよ。 ただそのGMも初心者対応というのとは違った、勘違いした大きなお世話を行ってる感はあるな 全体的に一緒くたにして「構造を解かり易く」するよりは、キャンペーンのストーリー中で取り上げる勢力の数を限定するとかして 「まず覚えてもらうのはこっち方面!」っていって少しづつ覚えていってもらう方向のがスマートだとは思う 「ウチでの解釈はこう!ただしあくまでローカル設定だけど」って限定する方法もちゃんとその旨を伝えてあるなら やり方的に間違いではないけど 521 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/06/11(水) 11 33 24.18 ID /0IX5rM/0 [1/4] 516 報告乙 公式設定改変などという重要なレギュを事前説明しないのは困GMの兆候だな というか初心者相手に改変設定レギュでやること自体が頭がおかしいとしか ゲスパーすると初心者を自分色に染め上げて奴隷化しようと目論んでいるか 公式設定が大嫌いだから初心者をダシに公式NPCsageしようとしているか はたまたその両方かと想像しちまうな ともかく腹を割って話し合って妥協点を見出だせることを祈っとくぜ 522 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/06/11(水) 11 53 16.23 ID BWqhCDaf0 初心者対策になるかなあそれ。絶対別のとこに目的があるだろそれ。 俺だったら、公式設定をそんな理由で曲げられるとモチベーションただ下がりだわ。それを数ヶ月付き合うとかやってられんなあ。 523 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/06/11(水) 11 56 43.15 ID /a7vHYO70 516 事前に言っておくべき:まったくもってその通り 世界観:大幅改変してると告知してるので間違えようがない 問題点は事前に言って置かなかったとこだけやで 1.普通に別ゲー卓に入ったと思ってそれでお終い 2.「いや、初心者一人なら他全員でフォローできるがな」と言って普通設定を頼む 3.「事前告知がなかったのでお前が全部悪い、ポストが赤いの電信柱が高いのももお前のせいだ」 と言ってゲーム参加中も別ゲーだと思わず、元ネタをグチグチ言い続けてキチガイに 524 名前:ゲーム好き名無しさん[] 投稿日:2014/06/11(水) 11 57 16.77 ID u9OiGgtD0 オリジナル世界観はあまり効果的でないことが多いよな 素人が引っかき回して良くなったケースを見たことがないので、 そう言うこと言い出されると構えざるを得ない 525 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/06/11(水) 12 21 25.75 ID u1lgnnvS0 [2/2] すまん、ちょっと記載漏れと言うか端折ったら誤解っぽくなった部分があったので追記する 世界観大幅改変はGMがキャラ作成時に「これはこういう組織です」とGMから説明されたんだけど 改変してあるとかは何も言わず、ルルブの世界観本来の扱いも言わず、「こういう扱い」とも言わず 確定事項のように言い切る形で説明されたのが最初で 経験者で「ちょっとまって、それは○○じゃないの?」と突っ込んだら GMから「その辺分かりにくいかと思って纏めました」と言われた 他にも言い切り型で世界観改変が見られたので「え、じゃあこれは?」と 経験者で色々根掘り葉掘りしてようやく全体的に改変されている事が分かったというもの 俺らで「つまり今キャンペーンはGM独自の世界観みたいになってるって事?」と聞いたら なお悪い事にGMは「聞かれなきゃ答えなかったけど、まあそういう事です」と返してきた 根掘り葉掘り聞いてる間に初心者放置になってしまった所は自分でも困だと自省してる 初心者PLのためと銘打ってたけど肝心の初心者PLからも「ちょっとの扱いの差とかは背景が分からないんで気にしないですけど」 とは言われてるものの「別に公式設定と変に変えなくて良いですよ」と言う事は言われているのに GMは「もうこれでシナリオ組んじゃったし良いじゃないですか」と返してきた 最初に言えよって思ったけどそれ言ったら空気悪くなるかなと思って堪えてたけど言っちゃった方が良かったね まだセッション始まってないから相談持ちかけてみる事にする 526 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/06/11(水) 12 27 39.75 ID 8KFWx6x30 それはもう「何故ダマで世界観改変したのか」と問い質しても良い気がしてきた 527 名前:ゲーム好き名無しさん[] 投稿日:2014/06/11(水) 12 28 08.07 ID /PzLWOIf0 [3/3] 525 一気に困度倍化する後出しはアウトやでぇw これで報告者困になったわ てのはともかく GM明らかに有罪だった 駄目だわこれは 528 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/06/11(水) 12 34 50.38 ID TkRSngYu0 世界観を改変している、というのをその場で言うのもアレなのに 聞かれなければ言うつもり無かったとかマジ困じゃん まあ改変内容自体は別にどうでもいいけどね それが本来のものと違うとさえ分かっていれば気にしてもしょうがない 529 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/06/11(水) 12 36 31.12 ID AC6lfNV60 なぜそんな大事なところを端折るのか >「聞かれなきゃ答えなかったけど、まあそういう事です」 これ公式NPC関係でトラップ組んで経験者ハメるつもりだったとしか思えないわ 530 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/06/11(水) 12 37 38.80 ID UNKPwz7D0 [1/2] 他の参加者も疑問を感じているというのなら 結託して話まとめて複数で談判しに行った方がいいと思う 532 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/06/11(水) 12 51 23.43 ID WrbEg2c50 [2/2] 529 完全に同意 これはGMアカンわ 534 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/06/11(水) 13 02 07.48 ID lKFb75J00 明らかに「初心者のため」の対応じゃなく、自分のつまらない世界観を使うためだな。 こざかしい言い訳がアウトすぎる。 535 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/06/11(水) 13 05 17.06 ID /0IX5rM/0 [2/4] こりゃアカンGMだ 純粋におつむが足りないのかPLを騙そうという魂胆があるのかは判断つきかねるが 突然ハウスルール出してきて聞かれなかったから言ってませんでしたもありえるで このGMとは卓を囲むのをやめたほうがいいレベルだ こういう手合いとは遭遇したことあるが話が通じなかったもんだ 説明しても何が問題なのかまったく理解せず自分が正しいの一点張りでな 相談するなら他のPLを抱き込んでからのほうが安全ではあるな 場を荒れさせないように日和ってしまったのはしかたないが 問題提起するなら中途半端はやめたほうがいい 妥協したまま始めたら数ヶ月間は納得のいかない卓に拘束されてしまう だったら徹底的に話し合うか逃げ出すかの二択だな 根掘り葉掘り聞くことになったのは全てGMのせいなので報告者には落ち度はなかろう てか初心者以外の他のPLの反応が気になるんだが 536 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/06/11(水) 13 12 16.39 ID 3juoXtI2O 聞かれなかったので答えませんでしたor直前になって言い出すアホは 今までの人生でそうやってわがままを通しても周囲に咎められずに成長できてしまった奴なんで 矯正は極めて難しいと言わざるを得ない そして社会に出ても同じようにやらかして消えていくんだよな 538 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/06/11(水) 13 21 12.50 ID DvXgiEfQ0 設定改変をあわよくば隠しておこうとした部分が駄目なのであって 公式設定と違う設定そのものには基本罪は無いってとこには注意してね 設定の面白いと感じる部分が人によって異なるのはしょうがないんだからさ スレ385
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【検索用 UNSTUCKMIND 登録タグ 2009年 U VOCALOID mintiack 初音ミク 曲 曲英】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:mintiack 作曲:mintiack 編曲:mintiack 唄:初音ミク 曲紹介 曲名:『UNSTUCK MIND』 歌詞 最近元気ないね 黙ったままだね 離れて行く感じがするよ 一人になってしまいたいの? 辛いの捨てたら? 掴んだものを 離してしまうの? 失いたくないけど ここから逃げたい いつまでそこに 蹲っているの? 「少し、休みたい」 ずっと耐えてたね たくさん頑張ったね またいつか輝く君を見せて いつでも待ってるからね 未来夢見て 叫んで 笑って 傷ついて 君は素敵な人になっていくよ だからもう 一人で居るなんて言わないで 変われるから 強い自信を持って 大丈夫 そのきれいな 笑顔の君が好きだよ 手を出して あの頃のように 一歩外へ踏み出して コメント 詩も良いがキオ式フル動画って所が凄い -- 名無しさん (2009-08-11 01 22 03) 最近知った!!!!!! -- 名無しさん (2013-06-22 17 43 16) めっちゃ良い曲! #9825; -- 名無しさん (2013-06-22 17 43 43) 名前 コメント